今年の映画祭で見た本数はたった2本。
しかもTIFFは陳果の「紅VAN」のみで、もう1本は中国映画週間の「ジャッジ・アーチャー」だけ。
「ジャッジ・アーチャー」は来日メンバーに宋洋が居たのでこれは行かねば!と
即効GETしました。
宋洋は「少年楊家将」で二男だっけ、三男だっけ?を演じているのを見たのが初めて。
ポンちゃんとか胡歌とかPくんとかデカい男陣が多い中、非常にチマっと存在していて
でも顔をよく見るととても整っているな〜と気になった人でした。
で、鄭嘉穎が演じたドラマ版の「イップ・マン」で親友役の阿寺を演じているのを見て
いや〜やっぱり良い顔してるなーーと改めて思ったので、今回生で拝めるとはツイてるな〜と。
また、この映画の役と「イップ・マン」の阿寺のキャラが非常ーーに被っていて
阿寺も最初の頃はわりと単純な男だったんだけど、途中で父親に認めてもらえないわ、
好きな女は葉問が好きなために振り向いてもらえないわで、かなり精神的にも肉体的にも
追い詰められた挙句に闘うことでしか自分の存在価値を見出せなくなっていく点が
「ジャッジ・アーチャー」の役と似てるな〜と思った。
そして常に上目遣いで心を開かず無口…笑顔がカワイイのにそういう卑屈な役が似合う人なのね。
ご本人さんはやはり小柄なんだけど均整のとれた体で(脱ぐとスゴイんですけ系の細マッチョ)
顔がやはりキレイでオサレさんでした。
で、何よりも声が良い!非常ーーに良いお声の持ち主!その声でずっと話していて〜ってぐらい
声にも惚れた!
映画では吹き替えではなく本人の声だったんだけど、なんせ台詞が少ない……
上映前に予定していなかった監督と宋洋のトークショーまであって、ついでに
プレゼント大会などもしてくれてなかなかサービス良かったよ。
しかし、あの矢のセットをもらった方はどうやって持って帰ったんだろ……
個人的にはサイン入りのポスターが羨ましかったなーーー
映画自体も武侠物といっていいのか、アクションは多いけれども独特の「間」と静謐さがあって、
合間、合間に差し込まれる何気なく映しているようなものでもそこには監督の美意識が感じられて、
最初から最後まで仰々しいところが一切無い、とてもスタイリッシュな映画でした。
宋洋は初めて日本に来たらしいけど、かなり楽しんだようで微博にいろいろ画像を残したり
感想を書いていた。
あのヒルズの側の黒沢明のそば屋にまで行ったとは…
(画像は日本滞在時のものを拝借)