2020.09.15 Tuesday
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陳潜は7歳の時に目の前で両親を惨殺される過去をもつ。
その後養子に引き取られたが、30年経った今もずっと心の傷は癒えないまま。
惨殺した犯人は未だ逃走中であり、あと30日で時効を迎えてしまう。
犯人は右腕にトラの刺青をしていたことを記憶していた陳潜は何十年もひたすら
刺青がある男を捜し続け、復讐することを心に決めていた。
時効がカウントダウンに入った頃、心を落ち着かせるために書店に通う陳潜は
書店員の女性と言葉を交わすようになる。
羊肉火鍋屋で働く陳潜の店に書店員が家族連れで来たのを境に次第に惹かれていく。
雑誌記者が陳潜の過去について尋ねてくる。自分も10年前に両親を殺された過去があるという
記者の話に頑なに拒否していた心の内を話してしまうが、実はそれは話を引き出すための記者の嘘で
自分の今の写真も記事に掲載されてしまう。
それを見た書店員に誰にも明かさなかった自分の心の傷と復讐に対する葛藤を話す陳潜。
彼女に全てを受け入れてもらったことにより初めて心の平安を得る。
時効を迎える日、バスで職場に向かっていた陳潜の前に一人の老人が乗ってくる。
意志を持って陳潜を見つめる老人の視線に気づくと、老人がおもむろに右腕の袖をまくりトラの刺青を見せる。
老人の後を追う陳潜だったが……