本棚を整理していたら、出てきた出てきた香港関連本が。
全て90年代に出版された本。
左上から時計回りに
香港"美"アイドル探偵団 村田順子著 風雅書房 1995年発行
ポップエイジア WAVE27 1990年発行
香港秘読本 別冊宝島EX 1994年発行
香港発熱読本 別冊宝島WT 1996年発行
アジアンポップス事典 TOKYO FM出版 1995年発行
懐かしい〜そして今読み返してもそれぞれ面白い〜
村田先生は未だにブログなどでもアイドルくんたちを取り上げていらっしゃいますね。
今は韓流も入ってるみたいですわ。
「ポップエイジア」は東南アジアのポップスシーンについて書かれている本。
ちょうど日本でディック・リーが流行り出した頃で、シンガや台湾、香港、大陸に
マレーシア、インドネシア、タイに韓国までの90年代当時の音楽事情を詳しく解説。
この当時の韓国ってやはり「歌謡曲」なんだー。
香港でもまだ「四天王」とは括られていない時代なので、学友さんや黎明なんかに混じって
阿Bやアラン、羅文、アニタなどが取り上げられている。(だから当時買ったんだけど…)
「香港秘読本」「香港発熱読本」は宝島別冊シリーズ。
当時の宝島別冊ってどのジャンルも面白くて、他の版元も追随しようと
似たような別冊シリーズを出したものの、どれも本家本元には叶わないまま撤退していきました。
(経験済み……)
「香港秘読本」の方は「ミス香港」や王非、風俗に「新・山の手」と呼ばれていた(!)
目覚しく開拓されてきた沙田の話題から返還後の香港はどうなる?という
メディアや経済状況などから読み解く硬派な話題まで盛りだくさん。
片や「香港発熱読本」はもっと市井の人目線でガイドブック的な要素もあり。
スーパーマーケット情報やロケ場所めぐり、遊園地事情に奥劇を訪ねる旅に
トラムから見る香港など、どのテーマも今読んでもかなり新鮮。
「アジアンポップス事典」は「ポップエイジア」と似たような内容ですが、
5年も経つとより日本ではアジアの音楽が身近になってきていて、
といってもまだまだマイナーな存在ではありましたが。
当時アイ・ジンが話題になっていた時だったので、何かと
中華圏のポップスターが取り上げられてましたね。
日本でシングル切る香港歌手も増えてきた時期で、コンサートなんかも
日本で開かれていましたし〜。
NHKでは「ASIA LIVE」という番組も定期的に放送されるようになって
香港の「十大勁歌金曲」が字幕付きで見られたんですよね〜。
なんて素晴らしい時代だったんだ
本に戻って、韓国ではソデジ ワ アイドルのインタビューが掲載されてたりします。
そういう時代だったのね〜
今、K-POPのグループが次から次へと日本デビューするなんて
当時では考えられないお話でしたね。
90年代って本当に香港に関する書籍が多く出ていたし、
テレビ番組でもよく取り上げられてました。
1997年の返還という話題があったとしても、今とは雲泥の差ですね…